テーマ:

佐藤二葉著『うたえ!エーリンナ』を読む

●2018年8月10日(金)、佐藤二葉さんが描いた漫画『うたえ!エーリンナ』(星海社COMICS:講談社)を読んだ。とても楽しく、そして深く心に響く傑作。漫画が好きな人はもちろん、普段は読まない人(私もその一人)も是非手に取ってほしい作品だ。 ●エーリンナは古代ギリシャに実在した女流詩人(紀元前4世紀)。本作品は、そのエー…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

加藤浩子《バッハ~「音楽の父」の素顔と生涯》を読む

●2018年7月8日(日)、加藤浩子さんの最新刊《バッハ~「音楽の父」の素顔と生涯》(平凡社新書)を読了した。まさに著者渾身の力作、精緻で優れた「評伝」である。新書としては随分と厚い。内容が濃くしかも豊富なので読みごたえがあるが、バッハの音楽にも似て、聴き終わった、いや読み終わった時の「充たされた思い」は格別だ。文章は歯切れよく、かつ随…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

香原斗志著「イタリア・オペラを疑え!」を読む

●2018年6月7日(木)、香原斗志さんが出された新刊「イタリア・オペラを疑え!」(アルテスパブリッシング)を読了した。大変面白く、また学ぶところが多い良書だ。値段は2000円(税別)と、この手の本としては少々高いが、オペラならずとも、クラシック音楽に少しでも興味ある者なら、読んでおいて損はない。 ●著者は、出版物やネット…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

古田亮著「横山大観~近代と対峙した日本画の巨人」(中公新書)を読む

●2018年4月18日(水)、古田亮氏著の「横山大観~近代と対峙した日本画の巨人」(中公新書)を読み終わった。優れた評伝とは、単に歴史的事実を正確に記述するだけでなく、読む者に、冒険小説のようなドラマを感じさせ、ミステリー小説にも似て一種のスリルを味あわせるものであると思うが、本書は、紛れもなくこれに該当する良書といえる。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『皇后美智子さまのうた 』(朝日新聞出版)を読み直す・・・バーミアン石仏破壊を詠った歌ほか

●2017年10月19日(日)、今、『皇后美智子さまのうた』(2014年朝日出版社刊)を読み直している。この本は、画家の安野光雅氏が、ご成婚55周年を機に、天皇皇后両陛下が詠まれた歌の中から133首を選び、解説をそえたもの。挿入された美しい草花のスケッチも美しい。 ●私は、和歌については全くの門外漢だが、たまたま2015年…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

中川右介著『グレン・グールド 孤高のコンサート・ピアニスト』を読む

●2012年11月11日(日)、中川右介氏が書いた『グレン・グールド 孤高のコンサート・ピアニスト』(朝日新書 )を読んだ。刊行されたばかりの新しい本だ(10月31日第1刷発行)。切り口はユニーク、且つ記述は実証的で細部にいたるまですこぶる丁寧で説得力があり、私の興味を存分に掻きたててくれる素晴らしい評伝と言える。 ●グレン…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

昭文社ムック『工場見学 首都圏』を眺める

●今、工場見学がブームなのだろうか。昭文社ムック『工場見学~首都圏』(2011年2月発行)が売れているようだ。私が買った時はさほどではなかったが、先日、家の近くの紀伊国屋書店に行ったら、入り口付近のコーナーに、てんこ盛りになって売られていた。たしかに売れて当然といえる。以下、簡単にご紹介しよう。 ●この『工場見学~首都圏』は、…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

乗越たかお著「ダンス・バイブル」を読む

●今、乗越たかお氏の「ダンス・バイブル」(河出書房新社)を読んでいる。恐るべき本だ。2010年12月に発刊されたばかり、乗越氏の最新作になる。まさに待望の一冊といえる。 ●この本のサブ・タイトルには「コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る」とある。私を含め、コンテンポラリー・ダンスに興味を持ち始めた者にとっては、「いろいろあるけ…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

「ひつじのラッセル」(ロブ・スコットン作・絵 ときありえ訳)を読む

●「ひつじのラッセル」」(ロブ・スコットン作・絵 ときありえ訳)(文化出版局)を読んだ。素晴らしい絵本だ。大手書店の絵本コーナーは、国内外の作家の作品であふれている。しかし、「あっ、これだ!」とピンとくるものは、そんなに多くはない。この「ひつじのラッセル」は、先日、近くの紀伊国屋書店で、偶然目にとまり、ひと目で気に入ったものだ。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

「フラワー・フェアリーズ 不思議な月光のパーティ」(作・絵:シシリー・メアリー・バーカー)を読む

●シシリー・メアリー・バーカーの仕掛け絵本「フラワー・フェアリーズ 不思議な月光のパーティ」を読んだ。素晴らしい絵本だ。 ●先日読んだ同じシリーズの「魔法のとびら」は翻訳版だったが、今回は原書というかオリジナル版なので、正確に言えば「Flower Fairies Magical Moonlight Feast 」となる。原書の方がもと…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

綿矢りさ著「勝手にふるえてろ」を読む

●綿矢りささんの「勝手にふるえてろ」(文藝春秋)を読んだ。とても面白い。この小説は、文藝賞受賞作「インスツール」(2001年)、芥川賞受賞作「蹴りたい背中」(2003年)、「夢を与える」(2007年)に続く第4作目、3年ぶりの新刊になる。 ●今回は、26歳のOL良香が主人公だ。確か、著者自身の年齢と同じだと思う。良香は、この歳…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

乗越たかお「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド」(作品社)

●本書は、コンテンポラリー・ダンスに興味を持ち始めた人にとって、とても重宝なガイドブックだ。はっきり言って、類書は皆無である。著者の乗越氏のダンスに関する造詣はとても深く、また文章は歯切れ良く読みやすい。 ●何かの偶然で、コンテンポラリー・ダンスの魅力に取り付かれてしまった人が、まず悩むことが二つある。一つ目は、そもそもコンテ…
トラックバック:1
コメント:0

続きを読むread more

「フラワー・フェアリーズ 魔法のとびら」(作・絵:シシリー・メアリー・バーカー)を読む

●シシリー・メアリー・バーカーの仕掛け絵本「フラワー・フェアリーズ 魔法のとびら」(大日本絵画)を読んだ。まさに、大人が楽しめるすばらしい絵本だ。 ●物語は、主人公の少女が、偶然、部屋の隅に小さな扉を見つけたことから始まる。その扉とは、妖精の王国へ続く入り口らしい。いろいろ探していくと、意外なところで次々と魔法の扉が見つかる。そし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more