日本ヴェルディ協会設立20周年記念「ヴェルディ・ガラ・コンサート」に行く

●2020年2月1日(土)、日本ヴェルディ協会設立20周年記念「ヴェルディ・ガラ・コンサート」に行った。会場はサントリーホール(ブルーローズ)。一大イベントに相応しく歌手陣は全員が超一流の方々で、とてもクオリティの高い素晴らしいコンサートであった。

G ガラコン.JPG


●歌われた曲は全部で15曲。ピアノ伴奏は髙橋裕子さん。それでは歌唱順にその様子を記してみたい(敬称略)。なお、当初予定の最初の曲の前に1曲追加となり、7曲目が変更になった。

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0.《ナブッコ》(第2部)ザッカリーアの祈り
〈お前は預言者の言葉によって〉…妻屋秀和

~堂々たる体躯から響きわたる朗々とした声。

1.《エルナー二》(第1幕)エルヴィーラのアリア
〈エルナー二、私を救い出して〉…廣田美穂

~張りのある美声。説得力ある表現力。

2.《アイーダ》(第1幕)ラダメスのロマンツァ
〈清らかなアイーダ〉…城宏憲

~豊かな声量でドラマチックに歌い上げる。

3.《イル・トロヴァトーレ》(第2幕)アズチェーナのカンツォーネ
〈炎は燃えて〉…谷口睦美

~凄みある歌唱。背筋がぞくぞくする妖しい魅力。

4.《イル・トロヴァトーレ》(第4幕)レオノーラのアリア
〈恋はばら色の翼にのって〉…髙橋絵理

情感を込めた心に沁みる歌い方。澄み渡る高音。装飾的な歌唱も見事。

5.《シチリアの晩鐘》(第2幕)プローチダのエール
〈おお、我がパレルモ〉…妻屋秀和

抜群の存在感と安定感。圧倒的な歌唱力に客席からため息が。

6.《ドン・カルロス》(第4幕)ロドリーグのエール
〈これが私の最期の日…〉…甲斐栄次郎

奥行き深い厚みのある声。役になり切る演技力もさすが。オペラの場面が目に浮かぶよう。

7.《マクベス》(第4幕)マクダフのアリア
〈ああ、父の手は〉…城宏憲

やっぱり高音が素晴らしい。感動的と言えるほど。

8.《ラ・トラヴィアータ》(第2幕)ヴィオレッタのアリア
〈不思議だわ!~おそらくあれはあの方ね~いつも自由で~〉…髙橋絵理

表現力・演技力を駆使して切々と歌う。その声は美しいだけでなく力もある。

9.《ラ・トラヴィアータ》(第2幕)アルフレードのアリア
〈僕のたぎる心の情熱を~おお、悔やまれる、恥ずかしい〉…城宏憲

声の素晴らしさに加え、歌う立ち姿もとても凛々しくカッコいい。

10.《ラ・トラヴィアータ》(第3幕)アルフレードとヴィオレッタの二重唱
〈愛しい人よ、パリを離れて〉…城宏憲/髙橋絵理

息があった2人による大熱唱・大熱演。聴く者の心を動かさないではいられない。

11.《運命の力》(第3幕)ドン・カルロのアリア
〈死ぬのか!怖ろしい!~私の運命を決定づける賭け〉…甲斐栄次郎

観客のぐっと引き込む見事な演技力。切れ味が鋭くメリハリが効いた歌唱力。まさに演技と歌唱がぴったり合致。

12.《運命の力》(第4幕)レオノーラのメロディーア
〈神よ、安らぎをお与えください〉…廣田美穂

しっとりとした、心を込めた祈りのような歌唱。

13.《ドン・カルロ》(第4幕)エボリのアリア
〈宿命の贈り物よ〉…谷口睦美

ダイナミックで迫力ある大熱唱。聴く側も力が入る。

14.《シモン・ボッカネグラ》(プロローゴ)フィエスコのロマンツァ
〈お前に最後の別れを…引き裂かれた父の心は〉…妻屋秀和

文句のつけようがない堂々たる歌唱。まさにバスの第一人者。

●髙橋裕子さんのピアノ伴奏も見事であった。

●冒頭で述べた通り、今日のコンサートは本当に素晴らしいものであった。出演者の方々、そして準備に当たられた全ての方々に心から御礼申し上げたいと思う。

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