第31回松戸市民コンサート(森のホール21)に行く

●2019年12月8日(日)、第31回松戸市民コンサートに行った。会場は松戸市が誇る「森のホール21大ホール」。このコンサートは、松戸市音楽協会が主催し、松戸市教育委員会及び松戸市文化振興財団が共催する、文字通り松戸市を挙げての一大イベントだ。毎年、合唱を伴う壮麗・壮大な曲を選び一流のソリストを迎えて開催されるが、今回のメインはブラームスのドイツ・レクイエム。少々渋めの曲ながら、とても感動的な演奏に接し、大変充実した時間を過ごすことができた。

M 松戸シティ ドイツレクイエム.png


●今日のメンバーは次の通り(敬称略)。

指揮:松沼俊彦
ソプラノ:根本真澄
バリトン:薮内俊弥
合唱指揮:小津準策
管弦楽:松戸シティフィルハーモニー管弦楽団
合唱:松戸市民コンサート合唱団

●それでは、演奏順に曲目ごとの様子や感想などを記してみたい。

<F・リスト 交響詩「レ・プレリュード」>

◇この曲を聴いたのは数十年振りとなる。甘美で美しいメロディと壮大で力強くドラマチックな展開は、いかにもリストといった感じで、聴いていて本当に心が躍る。松戸シティフィルの演奏も、非常にメリハリが利いたスカッとしたもので、実に見事であった。

<J・ブラームス ドイツ・レクイエム>

◇この曲は1~2年振りに聴いた。私の好きな宗教曲の一つである。レクイエムといっても、モーツァルト、フォーレ、ヴェルディなどカトリックの典礼音楽としてのレクイエムとは一味も二味も違う趣だ。祈祷文である「キリエ」や「サンクトゥス」などは一切登場せず、歌われる歌詞は、ルターによるドイツ語訳の聖書から選ばれた「悲しむ者は幸いです」「人はみな草のよう」「主よ、お知らせください」などの言葉。

◇音楽的には、素朴さ・親しみやすさと、厳かさ・神聖さが同居している印象で、ブラームスらしい重厚で重層的な響きを堪能することとなる。ソリストの根本真澄さんは高音部が繊細で美しく、同じく薮内俊弥さんは張りのある声と堂々たる歌いっぷりが印象的だ。合唱は奥行きが深く厚みがあって素晴らしく、松戸シティフィルの熱演も光った。

●次回の第32回松戸市民コンサートは2020年12月20日の開催で、メインの曲目はロッシーニのスターバト・マーテル。今からとても楽しみだ。

●松戸シティフィルも松戸市民コンサート合唱団も全くのアマチュアである。アマチュアのオーケストラと合唱団がこれだけ見事な演奏をするというのは本当に素晴らしいこと。松戸市に音楽文化がしっかりと根付いていることが良く分かる。

●松戸市は市の重要な文化施策として音楽振興に取り組んでおり、今日のコンサートのみならず、中学校の吹奏楽や合唱団の全国大会等でも顕著な成果を上げている。私も音楽を愛する一人として、微力ながら応援したいと思っている。

●最後となったが、本コンサートに誘ってくれた大学時代からの友人(松戸シティフィル団員)に心から感謝申し上げたい。

以上


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