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zoom RSS アニメ映画「ドラえもん のび太の宝島」を観る(感想)

<<   作成日時 : 2018/03/13 21:56   >>

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●2018年3月11日(日)、家内と二人で(年齢を合計すると120歳のシニア夫婦)、近所のTOHOシネマ流山おおたかの森で、「ドラえもん のび太の宝島」を観た。たかがアニメと侮ってはいけない。基本的には子供を対象としているとはいえ、メーセージ性が強く、同伴の親たちの鑑賞にも十二分に耐えうる、素晴らしい作品だ。日本のアニメのクオリティ(特に内容面)のレベルは本当に高い。館内は、子供連れの幸せそうなファミリーで文字通りの満席だ。こちらの心まで温かくなる。

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(以下、少々ネタバレになるのでご注意を)

●ストーリーは、観客の想像をはるかに超え、息つく暇を与えないまま、一気に進んでいく。「宝島」の本の世界に憧れるのび太は、ドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」で、「宝島」を見つけ出した。ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫のいつものメンバーは、のび太が組み立てた「帆船」(これもドラえもんのひみつ道具)に乗り込んで、一路、この島を目指す。ところが、海賊らしき者は確かにいるし、たくさんの金銀財宝も蓄えられているが、皆が思い描く「宝島」とは、ずいぶん様子が違っていた。

●この「宝島」は、島に偽装してはいるものの、その実態は、巨大なドームに覆われた覆われた宇宙船でありタイムマシンだったのだ。この船を操り、海賊たちを支配するのは、未来から来た狂信的な科学者のシルバー船長。彼は、「ノアの箱舟計画」を立て、未来の荒廃した地球から、選ばれたものたちを脱出させるため、必要なエネルギーを現在の飛球から吸い取ろうとしているのだ。「大切な今の地球を救え!」。ドラえもんやのび太たちは、シルバー船長に果敢に挑むことになる。

●このストーリーは、枠組みとしてはSF的な体裁をとっており、それ自体とても興味深く面白いが、それに止(とど)まらない。ストーリー展開の中で、シルバー船長の息子と娘のセーラが登場する。彼らの視点から見れば、「ファミリー、すなわち父と息子/娘との絆(反発と和解)の物語」となり、さらに、のび太のパパとのび太との関係とも重なってくる。また、今回は、ジャイアンやスネ夫を含め全員が、お互いに協力して事に当たろうとしている。終盤の、のび太によるドラえもん救出劇は、感動的でさえあった。美しくも頼もしい「友情の物語」でもあるのだ。

●「他人の悲しみを自分の悲しみ」と感じ、「他人の喜びを自分の喜び」と感じる。まさに、このことの大切さこそ、この映画が発信する最も重要なメッセージであったと思う。もちろん現実の社会そして現実の家庭は厳しい。しかし、どんなに厳しくとも、いや厳しいからこそ、このピュアなメッセージは輝きを増し、その重要性が薄れることはない。「ドラえもん のび太の宝島」は、このことを強く思い出させてくれる貴重な作品であった。これを観た親子は、とても素晴らしく、かけがえのない時間を共有したに違いない。

以上

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